「毎月の支払額を抑えられたら、生活が楽になるのに」
そんなお悩みを抱える方が少なくありません。
実は債務整理をすると、月々の借金返済額を減額できるケースが多数あります。
今回は債務整理で月々の支払額が減る仕組みや手続きの種類について、弁護士が解説します。借金返済が負担となっている方はぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
月々の返済額を抑えられる債務整理は任意整理か個人再生
債務整理にはいくつかの種類があります。
中でも月々の返済額を抑えられる債務整理の手法は、「任意整理」または「個人再生」です。
それぞれがどういった手続きなのか、どのくらい月々の返済額が減るのかみていきましょう。
任意整理の場合
任意整理とは、借入先の債権者と直接交渉して借金の返済額や返済方法を決め直す手続きです。
任意整理をすると利息がカットされるので、元本限りを3~5年間の間に返済していくことになります。総返済額だけではなく支払期間も調整できて、月々の返済額が減額されるケースが大多数です。
任意整理で月々の返済額が減る具体例
150万円を借りて毎月51997円ずつ返済しているケース(年率15%)
任意整理をすると、150万円を60回払いできます。すると毎月の返済額は25000円となります。
任意整理前と比べると返済額は半額以下となり、26997円分も減額できます。
個人再生の場合
個人再生とは、裁判所へ申立をして借金を大幅に減額してもらえる手続きです。
利息だけではなく元本もカットされるので、任意整理よりも借金が大きく減額されるケースが多数となっています。
手続き後の支払いは3年で行うのが原則ですが、どうしても支払えない事情があれば5年にまで延ばしてもらえる可能性があります。
個人再生で月々の返済額が減る具体例
借金額が500万円で毎月10万円ずつ支払っていたケース(ただし特に大きな財産がない方)
個人再生をすると借金額は100万円にまで減額されます。3年払いとしても毎月27800円程度に抑えられます。
毎月の返済額は3分の1以下になるので支払いやすくなり、大きなメリットを得られるでしょう。
任意整理と個人再生にはそれぞれ特徴があり、どちらが適しているかはケースバイケースです。またご自身で手続きを進めるのは困難なものです。手続きに失敗してしまったら借金は減額されません。効果的に借金を減額するためにも、弁護士に依頼すべきといえます。
当事務所では債務整理に力を入れて取り組んでいますので、毎月の返済額を抑えて解決したい方はぜひとも一度、ご相談ください。